今月もお腹冷たい!

 ずっと冷え性だったけど、最近は、特に生理のとき、お腹にさわるとひんやりして冷たいんです。おしりや太もももずっーと冷たい感じ。貧血っぽいし、生理痛や生理時の塊もひどくなってきたのも気になります。このまま冷えが強くなるのはよくないのかなあ??

中国漢方では?

 手足の冷えなど体の末端の冷えは、隅々まで酸素や栄養を届けるいきいきした血の不足の「血虚」が主な原因です。一方、お腹が冷えて冷たいのは、さらに温めるパワー不足の「腎陽虚」の傾向もあります。「腎陽」とは、生命活動の大元、すべての推動作用のもとで、ホルモン分泌や生殖、免疫にも最も関係が深い大切なパワーです。ここが不足して弱いと、お腹を温めたり、活力や元気をうみだす力がでてこないのです。また、冷たいものを常食したり、よくお腹を出したり下半身を冷やしている人も、「寒」が入り込み、「腎陽虚」に近い状態になってしまいます。

 中国漢方には、「補陽薬」といった、パワーアップの薬があります。

□お腹・おしり・腰の辺りが冷える、生理痛がひどい、生理遅れがち→参茸補血丸
□お腹・腰が冷える、腰痛、足がむくみ重だるくなる、生理遅れがち→海馬補腎丸
□生理痛・生理時塊ある、腰痛がある、筋腫・ポリープなどができやすい→爽月宝

 などがよく使われるお薬です。

養生法など

 特に生理中に、お腹の冷えを感じる腎陽虚は、生理痛や腰痛がつらいだけでなく、長く続くと、血流も悪くなるので、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などにもなりやすくなります。クーラーや薄着などによる冷えのほか、食べ物による冷えも要注意。常温より冷たいものはなるべく控えたほうがよいです。アイスやビール、氷のはいった飲み物のほか、刺身、生野菜も取りすぎに注意。特に生理中は、冷やすものはがまんしましょう。

 おすすめの食材は、体を温め胃腸を強くする羊肉・えび・鶏肉・ねぎ・にら・山芋・里芋・さつまいも・かぼちゃ・くるみ・納豆・きのこ類など。少し意識してみてください。シナモン・山椒・にんにく・しょうがなどを調理に使うのもおすすめです。お風呂は、夏でもシャワーだけでなく、湯舟につかって体を温めリラックスすることをおすすめします。