漢方薬は、中国の伝統医学に基づき、さまざまな薬効の生薬を組み合わせたものです。その人のその時に必要なものを服用することがとても大切です。
中国医学では、中医理論にそった弁証論治・弁病論治などの方法で、処方や服用方法を決めるので、目的に応じたスピーディな効果が期待できるのです。
漢方とは
中医学の基本的な考え方にはどんなものがあるの?
最も基本的な考え方には、「全体観」「陰陽」「五行」などがあります。 (さらに…)
漢方の五臓とは?
中医学で考える五臓(肝心脾肺腎)は、生理・機能の面を包括してとらえたもので、西洋医学でいう臓器そのものも指しますが、機能の面も含めて考えるのが特徴です。 (さらに…)
気・血・津液とは?
「元気」「気力」など気のつく言葉はたくさんありますが、東洋医学の「気」は、成長・発育などの機能を表すほか、体表を守ったり、血液などをスムーズに流す機能を担っています。 (さらに…)
どうやって薬を選ぶの?
基本的には「四診」という観察をもとに分析し効果的な治療方法をたてます(「弁証論治」)。 (さらに…)
なぜ舌を診るの?
望診の中で、舌を観察する「舌診」があります。舌の色や形・苔の状態には、その人のその時の体調が反映されるからです。 (さらに…)
どんな分野が得意?
漢方は、体本来がもつ治癒力を高めていくので、機能性の病気や、病気でないけど調子が悪い状態によく効きます。 (さらに…)
効果はどのくらいで現われる?
風邪など急性の場合は、早めに服用すればのんだその日に効果がでます。 (さらに…)
手間がかかってのみにくい?
煎じ薬以外にも、中国漢方は、顆粒や丸剤・錠剤・シロップ状でのみやすく効果のあるお薬がたくさんあります。 (さらに…)
副作用は?
体質や病状にあったお薬をきちんと選んで飲めば、副作用はまずなく安全なものです。 (さらに…)
病院の治療と併用できる?
ほとんどの場合、病院の治療やお薬と併用して問題ありません。 (さらに…)