微笑むと歯茎の色悪いの、気になるのよね

 子供のころから、自分の微笑んだ顔はわりと気にいってました。写真をとるときはもちろん、なんかごまかすときは、にこって微笑めばけっこうOKって。。でも、最近は、歯茎の色が悪く感じて、微笑みパワーがイマイチ。顔はメイクでごまかせても、歯茎はどうにもならないのよね。歯茎が黒っぽいと、やっぱりふけて見えるし、不健康そう。歯周病にもなりそうだし。もう一度、ピンクの歯茎、取り戻せないかしら??

 肌・唇は、多少くすんでいても、メイクや化粧品でなんとかカバーできます。でも、歯茎の色が悪いのは、隠せませんし、歯茎の病気になりやすかったり、歯も早く悪くなる可能性があります。

中国漢方では?

 唇や歯茎の色が悪いのは、血行不良が第一の原因。瘀血(血行不良)は、「痛む・しこる・黒ずむ」が3大ポイントです。唇・目の下どんなところでも、黒ずむところがあれば、瘀血が存在している可能性大です。他にも、全身では、生理中や排卵期の痛み・肩こり・静脈瘤・筋腫・ポリープ・皮膚が黒ずんだりざらつく・色素沈着などがあるかもしれません。

 中国漢方には、「活血薬」といった、血行を改善したり血液の粘度を下げてくれるお薬があります。ただし瘀血の程度、瘀血の強い部位などによって、服用する薬や量を、加減する必要があります。冷えなどが強い人・血液が少ない人は、そちらの改善も必要な場合があります。

□心臓を中心として細い血管までほぼ全身の血流を改善→冠元顆粒
□不正出血もたまにある・生理がだらだら続く→田七人参茶

 などがよく使われるお薬です。

養生法など

 生理の塊同様、瘀血は、実にさまざまな病気に関係しています。 婦人病では、子宮内膜症や子宮筋腫・ポリープ・卵管癒着などに関係しています。また、狭心症・高脂血症・脳梗塞・脳出血・高血圧などの循環器系疾患はもちろん、痴呆症・糖尿病・肝臓病・腎臓病・痛風・ガン・ポリープ・痔などにも、関連しているといわれています。 身体のどこかに黒ずんでいるところを見つけたら、早めの瘀血対策をお奨めします。

 血行を促すのは、水泳などの全身運動・ぬるめのおふろでのゆっくり入浴・ストレッチ・指圧など。食品では、ねぎ・たまねぎ・アスパラガス・パセリ・トマト・青魚など。 冷える人は、にんにく・シナモン・生姜・にらなども。冷たいもののとりすぎに注意。 暑がりの人は、瓜類・メロン・春菊・トマト・セロリなどを。カロリー摂りすぎやこってりした味つけに注意。