イボ(疣贅)

 イボとは HPV(ヒトパピローマウイルス)感染によってできる腫瘤。一般的にウイルス性疣贅という。

分類

 ■尋常性疣贅
  一般的に手足や顔にできる疣。
  ヒトパピローマウイルス2型・27型・57型の感染で生じる。
 ■足底疣贅
  ヒトパピローマウイルス1型の感染で生じる。
  その他、ヒトパピローマウイルス65型・4型・60型で生じる色素性疣贅や、63型感染などがある。
 ■扁平疣贅
  顔や腕に平たい褐色調の疣贅。ヒトパピローマウイルス3型・10型の感染。
 ■尖圭コンジローマ
  外陰部・肛門の周囲にできる。ヒトパピローマウイルス6型・11型の感染。
 ■疣贅状表皮発育異常症
  小児の顔や体に湿疹のように多発。ヒトパピローマウイルス5型・8型の感染。

治療

 ■凍結療法
  液体窒素で病変部の凍結・融解を繰り返す。
 ■レーザー治療
  疣感染組織を直積的に除去する治療法。

漢方でのみたて

 ・風熱(ふうねつ)
 ・気虚(ききょ)
 などが体質的にあると考えます

 ヨクイニンや、ウイルスの感染なので、抗ウイルス作用のある健康食品がよく使われます。肌の免疫力が弱いことが多いので、免疫力を高めるお薬もよく活用します。