とちぎ生活情報紙 アスポ掲載

とちぎ生活情報紙 アスポ掲載 下野新聞のアスポに2008年4月から隔月で掲載する記事を掲載しています。

 「アスポ」は、下野新聞の別紙綴じ込みの情報紙です。

 この記事は2008年4月から掲載されたものです。

「未病先防」の発想…個々に合わせ不調改善 2010年3月24日付

 連載を通して、漢方の考え方や実用性を、ほんの一部ですがお伝えしてきました。中でも、優れていると感じるひとつに、「未病先防」という発想があります。病気になる前の予防を重視するのです。病気と診断されなくても、なんらかの不調があれば、漢方理論の弁証からの漢方や養生法を活用し、体調を整えておけば、病気を防ぐのに役立ちます。予防医学に近い考え方ですし、個々の体質・体調に応じたオーダーメイドの方法をとれるというのも、漢方の特徴です。 (さらに…)

風邪、ウイルス感染対策…生薬などで「肺」の強化を 2009年11月4日付

 新型インフルエンザもじわじわと広がりをみせ、うがいやマスク、手洗いなど、それぞれに対策をとっていると思います。中医学では、「肺」が弱いと、ウイルスなどに感染したり風邪をひきやすいと考えます。漢方で考える「肺」は、鼻、のど、気管、肺、皮膚などの器官とその機能をさします。 (さらに…)

残暑の疲れ、乾燥に…体内に”潤い”を与えて 2009年9月2日付

 夏も終わりに近づくと、だるさや疲れ、喉や肌の乾燥などを感じることがよくあります。この時期、体内は、「津液(しんえき)」不足の傾向にあります。漢方で考える津液とは、体内の潤いや水分のようなもので、喉や粘膜を守り乾燥を防ぐほか、血液の濃度を適切に保ち、血液がスムーズに流れるために大切なものです。 (さらに…)

梅雨や夏に多い不調…体内水分の停滞を解消  2009年7月1日付

 日本では、梅雨から夏にかけて、高温多湿の日が続き、よくうっとうしいといわれます。同じ気温でも、湿度が高いのと低いのでは、不快さはまったく異なります。梅雨時、だるい、眠い、やる気がでない、頭痛、腰痛などの不調がおきることは、誰しも経験があるかと思います。過剰な湿度は、漢方では「湿邪(しつじゃ)」といい、梅雨や夏の不調には関わりが大きいのです。 (さらに…)

花粉症も衛気で対策…症状を軽減し体質改善 2009年4月8日付

 春先になると、花粉関連の情報の多さに、花粉に苦労される人の多いことをあらためて感じます。毎年その対策に頭を悩ます人も多いのではないでしょうか。 (さらに…)

衛気を強め風邪予防…体表の気を補う生薬を 2009年1月14日付

 寒くなり外気が乾燥してくると、風邪やインフルエンザなどウイルスの病気が心配です。風邪や流行の病気は、同じような環境でも、かかりやすい人とそうでない人がいます。この違いを漢方では、「衛気(えき)」の充実の差と考えます。 (さらに…)

乾燥から身を守る…「生薬」で不快さを除く 2008年10月22日付

 秋は、気温や湿度が下がりすごしやすい時季ですが、外気の乾燥も度を過ぎると、体に悪影響を及ぼすことがあります。漢方では、この過剰な乾燥を「燥邪(そうじゃ)」といい、口や鼻から進入して肺に入り込みやすく津液(しんえき=体内で役に立つ水分)を消耗させる特徴があります。 (さらに…)

「夏特有」の不調…水分を整える「対策」を 2008年8月20日付

 夏に特有の相談では、夏ばてや脳梗塞(こうそく)予防などがあります。年々、高温による熱中症の増加のほか、夏の脳梗塞は冬よりも多くなっていることもわかってきました。暑さは、漢方では「暑邪(しょじゃ)」といい、夏の不調にはこれらが大きくかかわると考えます。 (さらに…)

女性の「血」について…不足しない心掛けを 2008年7月2日付

 漢方には、「女性は血(けつ)をもって本となす」という言葉があります。女性にとって「血」はとても重要で大きな役割を果たすということです。漢方で考える「血」は西洋医学での血液のようなものですが、体を温める、皮膚や髪に栄養やつやを与える、爪を丈夫にする、目に栄養を届けぱっちりさせる、気持ちを安定させよく眠れるようにするなど、その役割もさします。 (さらに…)

PMSなどのときに…緊張を解く”香り”効果 2008年5月21日付

 漢方の得意分野は多く、本来の体の働きを取り戻す特徴から、機能性疾患に特に効果的です。例えば、ホルモンバランスや冷えからくる生理痛、生理不順、不妊症、PMS(月経前症候群)、更年期障害、不眠など。血液や血管に問題のある高血圧、脳梗塞(こうそく)予防、糖尿病、アトピー性皮膚炎、肌荒れなども得意分野です。 (さらに…)

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